アロママッサージに比べ、芳香の場合、
精油取り扱いの注意事項は格段に減ります。
といっても、アロマセラピストの入れ知恵のせいか、
必要以上に恐れてる方がみえます。
「禁忌に当てはまるんですけど、
さっきローズマリーの香りを吸い込んじゃいました・・!
私はもうダメかもしんない・・!」
みたいなのはちょっと滑稽ですね。
一般的な芳香でのアロマ効果は、
呼吸器からの吸入よりも嗅覚を通しての作用です。
アロマライトで揮発させる微量の芳香分子が、
呼吸器から取り込まれ、体に大きな影響を与えるとしたら
とても雑貨店で扱えるような代物じゃないですよね。
芳香でも多少は呼吸器から取り込まれますが、
効果的なのは洗面器などにお湯をはり、精油を2滴落とし、
蒸気として吸入する方法です。
風邪予防などに有用で、時間は2分ぐらいで十分だと思います。
洗面器でなく、マグカップを使うともっと手軽ですが、
誤飲を防ぐため、終えたらすぐにお湯を捨てる習慣をつけておきましょう。
芳香に話を戻します。
精油をグラス内に入れて空気中に噴霧するアロマディフューザーは、
熱を加えないので、精油成分が変動しないことや、
拡散力が強いメリットがあります。
これは空間の浄化力が強いということです。
(ミストタイプのディフューザーは精油4,5滴程度をミスト化するので、
別モノと考えてください。)
取り扱いには少し注意が必要です。
アロマディフューザーは精油を希釈しないで、直接噴霧する原理なので、
吹き出し口の近くに肌に当てていると、原液を肌につけているようなことになります。
レモンなどの光毒性のある精油は特に問題があります。
そのため、吹き出し口からは距離を置いてください。
そういえば、呼吸器から精油を取り込みたい場合は、
ディフューザーの吹き出し口に、自分の口を当てて吸い込めば、
しっかり取り込むことができるのですね。
キケンなので絶対にやめましょう。
(そんな方はいないと思いますが。
赤ちゃんには気を付けてくださいね。)
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