2011年7月27日水曜日

香りと記憶。感動する感覚編。

香りは記憶とは切っても切り離せない関係です。
ですから、またかと思われてもこの話。

プルースト効果とは、"におい"によって過去の記憶が
呼び起される現象のことです。

"マドレーヌ食べたら、幼少期の夏休みの
記憶がよみがえってきた"

みたいな感覚です。
プルースト効果は小説の描写が起源となってます。
もちろん小説家の名前は"プルースト"さん。

プルーストは香りの表現の先駆者みたいになってます。
ある香り専門家の本では、プルーストの香りの優れた描写は
"マドレーヌ食べたら子供の頃の記憶を思い出した"
ことぐらいで、他は全く関係ないから、
香りに関していえば過大評価されてると酷評してました。


話が逸れてしまいましたが、
香りと記憶の現象は年齢と共に増えていくはずです。

幼稚園児がお家でマドレーヌ食べて、

「そういえば去年の夏休みに雰囲気のあるカフェでお茶したな・・!
 あそこセンスよかったからまた行きたいわ~。」



カフェ分福でのアロマ教室は定員に達したそうです。)



とか言ってたら気持ち悪いですよね。

長い年月を経ることで、
いろんな記憶が呼び起こされるのです。


普段の生活のなかで、この現象を得られない人は、
ちょっと問題です。
忘れっぽいとか、いろんな体験がないとかは
まったく関係なくて、

"香りを感じる嗅覚を使っていない"


ということなのです。
もちろん鼻が利くかどうかということも関係ありません。

大自然の壮大な景色みても何とも思わないとか、
昔は音楽好きだったのに今は聞かないとか、
精油の香りが全部同じに思えるとか、
本当によく聞くんですけど、
感動する感覚が枯れていってるのは確実だと思うんですよね。

これではストレスたまるはずですよ。

そんな方は一度、対外評価は放っておいて、
自分の内側に語りかけてみてはどうでしょう?



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